マスクの効果を失わないために
記事を読んでわかること
- マスクの効果 不織布、ウレタン
- マスクの着用方法
●マスクの効果
感染予防にマスクが必要とされる効果を1番発揮するのは咳やくしゃみをした人と、その周囲の人全員がマスクをつけた場合です
新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスどちらも飛沫感染が最多です
顔とマスクとの間に僅かな隙間があり、ウイルスを含んだ飛沫の吸入を 100%防ぐことはできませんが、直接の飛沫(くしゃみ・咳時に含まれる微粒子)が直接口や鼻に侵入するリスクは未着用に比較し、 はるかに軽減します
●マスクの使用法・装着方法
マスクの効果を得るためには正しくつける(はずす)必要があります
顔との隙間が少ないように顔にフィットするサイズ・形のマスクを選択しましょう
プリーツ型のマスクのつけ方
ノーズワイヤーをおおよその鼻の形に折ったあと、鼻の位置に押さえながらゴム紐を耳にかけ、鼻と口の両方 を覆います
上下はノーズワイヤーのついている方が上となります
ゴム紐を耳にかけます
特に説明書等にない限り、ゴム紐が接着されている方が外側です
プリーツ型の場合、プリーツが上から下に向かって階段状になるのが外側です
口・顎・鼻を覆い隙間ができないように調節します(必要に応じてゴムを結ぶなど)
表裏反対につけると期待する効果が得られないことがあるので購入時と装着時、注意しましょう
オメガプリーツという上下を持って広げたとき張り出すほうが外(表)側なものもあります
購入したマスクの説明書に特筆あれば上記と異なってもそちらに従うほうがよいでしょう
迷ったら添付の説明の通りにて装用します
安全にマスクを外す
マスクの表面には、ウイルス・花粉等がついている可能性があります
マスクの表面には触らず、耳の付近のゴムをつかみ外しましょう
外したら直ちに可能な限りビニール袋に入れ、ゴミ箱に捨て、手を洗います
感染者(感染の可能性の高い人)との接触やその人から飛沫を受けたと思われる場合はできる限り早く外し、新しいものに交換が望ましいです
一度外したマスクは接触感染の機会を増やすことから推奨されません
また洗って再使用すること もマスクのフィルター機能が著しく下がるのでさけるべきでしょう
マスクの素材による効果の差
材質はガーゼ、ウレタン、布も通気性・装着感がよく、飛沫をある程度防ぎます
ですが、織目の隙間が不織布より大きいため、飛沫など侵入しやすいです
飛沫カットする能力
不織布 約70%
ウレタン 約30~40%
です
数字だけ見ると不織布はウレタン製の倍以上の飛沫を防ぐデータです
とはいえ、ウレタン製でも3~4割カットできているのも事実です
洗濯可能なウレタン製のものはしっかり洗う回数などを制限し、肌と触れる部分にウレタン製そして上から不織布などとする方法もマスクと顔の間の隙間対策となり飛沫対策としては推奨されています
密集した場所に行くとき等は手元にあれば布製より不織布性の選択が推奨です
新型コロナウイルスの感染の仕方はその多くは飛沫感染(くしゃみ・咳・唾から)と接触感染です
新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスはマスクの網目より小さく、マスクをしても感染を10 0%防ぐことはできませんが、飛沫に付着したウイルス、空気中の塵(チリ)にウイルスの付着したエアロゾルによる感染など、正しいマスクの着用により確実に軽減はできます
飛沫をしっかり防ぐため、鼻・顎・頬がでないよう隙間なくマスクを着用することが大切です
咳が出て息苦しいからマスクをはずすのはやめましょう、咳・くしゃみ(飛沫)が出る瞬間こそマスクの役割が発揮される時です
ワクチン済で無症状な感染者からも感染はあります
また接触感染についてですが、ウイルスがついた場所に触れた後に、自分の口・鼻を触ると粘膜から感染します
せっかくしっかりマスクしていたのに、マスクの外側に触れ、その手で口や鼻をさ わってしまうとそれだけで感染する機会が増えます
お札数えるのにマスクをずらして指をなめてしまう方など、それまで我慢してマスクしていたのが、その瞬間に水の泡となってしまうかもしれません
感染拡大予防に手洗いが大切と言われておりますのも、このような接触感染の危険性を減らすためです
消毒用アルコールがない状況でも十分な時間をかけ、洗うことで相当なウイルスの量を減らすことができます
まとめ
飛沫をしっかり防ぐため鼻・顎・頬がでないよう隙間なくマスクを着用しましょう
可能な限り機能的に小さい粒子まで防ぐことができる不織布を選択しましょう
マスクの中に手・指を入れないようにしましょう(指舐めない・口と鼻を触らない)
咳・くしゃみが出るその時にこそマスクは外さないようにしましょう
コロナウイルス感染症の終息とみなさまのご健康を心より願っています
本日もご拝読ありがとうございました
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