口内炎 早く治すには 口内炎の種類 受診推奨な症状

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繰り返し生じる口内炎は想像を超える耐え難い痛みですね 仕事や生活の質に影響しかねません

本章では口内炎について、治療・通院・市販薬の購入についてお話しです

口内炎の治癒に最も効果的なのは栄養(ビタミン系)・休養・口内の清潔

記事を読んで分かること

  • 口内炎の原因
  • 口内炎の種類
  • 口内炎治療の薬

口内炎とは

頬 歯茎 舌 喉奥等、口内み起こる炎症すべてのことを言います

口内炎の原因

  • 外傷(噛んでしまう・歯が当たってしまっている・歯磨きごしごししてしまうなど)
  • 疲労(栄養状態の悪化・ビタミン等の不足・不規則な食事)
  • ウイルス
  • 細菌感染
  • ベーチェット病
  • 潰瘍性大腸炎
  • 悪性腫瘍

口内炎の種類

アフタ性口内炎

縁が赤く中心が白い浅くくぼんでいる口内炎で、接触時強く痛みます

口腔内の粘膜、歯肉、舌(側面)、唇の内側、頬の内側に多く、疲労・睡眠不足・栄養や免疫力が低下しているときなどになりやすいです

カタル性口内炎

赤く腫れる(炎症が起こる)水疱(水ぶくれ様)が主な症状で、頬の内側粘膜ができやすく、入れ歯や歯の尖った部分が当たる・噛んでしまったときなどに生じやすいです

アフタ性とカタル性が一般に頻度が高い口内炎です

以下他に原因により異なる口内炎の種類

  • ヘルペス性 発熱やだるさを伴うことがある
  • カンジダ性 舌・頬内側・上顎粘膜 免疫が下がる・口内が乾燥するなどで発生
  • ニコチン性 上顎に赤い斑点など
  • アレルギー性 入れ歯や歯の詰め物に反応するアレルギーにて
  • 薬剤性 抗がん剤治療時など薬が原因となる
  • 放射線性 放射線治療中に発症
  • 口腔がん 自然治癒しない・赤い部分、白い部分がまだらにある 硬い でこぼこしている

口内炎の治療

頻度の多いアフタ性かカタル性は、市販薬での治療やあまり患部を触らないようにして1〜2週間の様子見にて治癒します

治癒までに症状を和らげるため市販薬、保険にて処方薬どちらも有用です

外用薬

軟膏

指や綿棒などで患部に塗りひろげる 油分が含まれ、患部を保護して刺激や痛みから守ります

使用時は塗り込まず、口内炎を保護し被せるように塗りましょう

塗る直前に患部と塗布に使う指を脱脂綿にて拭き、数回口で呼吸するなどして患部付近を乾燥させると塗りやすく効果も良いです

貼るタイプ

比較的小さい口内炎に錠剤をシールのように貼り付けるものです(患部が広い場合は向いていません)

部分的にしっかりとどまって効果的です

必ず使用方法説明書がついていますので、表裏面間違えないよう貼るのも大切なポイント

軟膏と貼るタイプは患部を覆って保護し、飲食時など接触による刺激(痛み)を緩和します

液タイプ

スプレーにて吹きかける(持続時間は少ない)

範囲が広い口内炎に効果的です

含嗽(うがい)薬

ヨード系(ボピドンヨード)

殺菌効果が強く、口内の炎症を抑えます

刺激が強いこと、ヨードの長期使用が無害ではないことにより、長期での予防の使用は推奨されません

口内炎発症時、口内の清潔のために使用は効果的です

アズレンスルホン酸

殺菌効果は無いですが、低刺激で使用中、使用後の清涼感はとても快適です

抗炎症作用もあり、痛みの改善も使用後速やかに実感します

医療用ではトローチもあり、またその成分には口内炎に対して創傷治癒促進効果が認められています

内服タイプ

トラネキサム酸・グリチルリチン・ビタミンB2、B6、ビタミンC

口内の修復にも皮膚生成と同様なビタミン類が必要となります

トラネキサム酸 プラスミン(出血の原因の酵素)を抑え、口内・のどの腫れ痛みを抑えます

グリチルリチン(甘草の主成分)炎症 アレルギー反応を抑えます

ビタミンB2 皮膚粘膜を守るビタミン 食品では牛・豚・鳥レバー・海藻・さば等・鰻・納豆・卵・乳製品・葉菜類に多く含まれる

ビタミンB6 皮膚 粘膜の健康を維持するビタミン 皮膚・粘膜・毛髪・歯を作るビタミンでで食品ではニンニク・バナナ・鶏ササミ、レバー・マグロ・カツオ・パプリカ・唐辛子に多く含まれます

ビタミンB6は加熱で壊れやすいので火を通さないで食べる物がより推奨です

鎮痛消炎剤 有名なロキソプロフェン(ロキソニン)やイブプロフェン等、治癒には無効に近いですが、とても辛い口内炎の痛みを和らげる効果があります

漢方薬

半夏瀉心湯 有効成分:乾姜 黄芩

抗炎症、フリーラジカル(口内炎の起因)を減らします

鎮痛・抗菌作用

水分を補う 粘膜の状態を整えます(胃腸炎に多く使われる薬)

半夏瀉心湯は煎じてうがいするなども使用することもあります(飲む薬増やしたくない高齢の方などにも推奨)

漢方によるうがいは保険適応の対象はありません

黄連解毒湯 黄芩 黄連含有

前述同様 胃腸炎の薬

余分な熱を冷まし、炎症を抑える、口内炎・皮膚炎を緩和します

桔梗湯

保険適応はないですが口内炎初期に桔梗湯という種類の漢方をうがいして飲むのも症状緩和に期待ができます

上記記載したもののほとんどが市販でも購入可能です

口内炎の症状・診断の患者様には保険適応(医師処方)で多くの薬の処方が可能です

口腔外科・歯科・耳鼻咽喉科・内科などに受診し処方された薬は市販のものより成分含有量、効果ともに、治癒までの時間短縮に効果的です

まとめ

原因がある程度わかる口内炎(疲労が溜まっている・噛んでしまった・食事が乱れている時期)は様子見て、市販薬などで1、2週間舌などで触らないように口内を清潔にして過ごしましょう

突然できて強い痛みのある口内炎はアフタ性(カタル性)口内炎が多く、心配ないことが多いです。

口内炎を早く治すには休息(疲労・ストレスを減らす)・睡眠・栄養(バランスよくビタミン)をしっかりとりましょう

思い当たる原因がなく長く治らなかったり、いつもできるものと明らかに違いがある場合などは口腔外科、歯科、耳鼻咽喉科に受診し医師に相談しましょう

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