ビタミンB・Cを有効に利用するシミ・美白・乾燥対策

症状

お顔のシミ、黒ずみ・乾燥肌冬場はとくに乾燥気になります

皆様、こんにちは

薬剤師サカモトです 

本章では皮膚の老化・しみと治療、予防に役立つ成分と不足しやすい栄養素とについてお話し致します

記事を読んで分かること 

  • シミ対策治療成分
  • ビタミンBやCの役割
  • シミはなぜできるか 

紫外線 B波(UVB)を浴びるとメラニンという黒い色素が作られます

日焼け ⇒ 肌が黒くなる ⇒ ぺりぺり剥がれる 

古い皮膚の角質が新しい皮膚細胞におされて剥がれる

色素が作られるのが皮膚からの排出を上回るとシミになります

 UVのほかにストレスや生活習慣(タバコ・飲酒、喫煙、栄養不足・偏食)なども色素の排泄を遅くする要因になります 

じゃあこのストレス社会でどうすればいいかですね

食事から摂りにくく不足しがちな成分はサプリメントで

文章多すぎたて読むのしんどかったら薬の部分読まなくても後半のビタミンくらいまでとばしてください

シミ予防・治療効果が期待できる成分

トラネキサム酸 肌の炎症を抑えてしみを白くする  

プラスミン(血液が固まるのを抑える成分)の働きを抑え、炎症や出血を抑える 

①メラニン色素の生成を抑制し シミ・黒ずみなど肌の症状に効果

上記効果は厚労省でも認められ、肝斑などのシミ治療が保険適応となっています

ビタミンC(メラニン生成抑制作用あり)と一緒に処方されることが多いです

②色素沈着抑制

メラニンの生成抑制効果により

掻き傷の跡、ニキビ跡・やけど治癒後の色素沈着も改善が期待できます

効能効果

出血傾向のある疾患 

湿疹・蕁麻疹・薬疹の痒み、腫れ、赤みを抑える

扁桃炎咽頭炎の咽頭痛などを抑える

口内炎の口内痛を和らげる など

用法:通常成人は1日に750mg〜2000mgを3〜4回に分けて服用します。

服用できない、服用に注意が必要な方
  • 血液凝固の異常がある方
  • トロンビンという止血薬の治療中は服用できません
  • 血栓の現れる可能性のある方(脳梗塞・心筋梗塞)
  • そのほか、止血処置治療中の方

ビタミンC製剤(錠剤・顆粒)

ビタミンC コラーゲン繊維の合成促進 メラニンの合成を抑制する効果  抗酸化作用

ビタミンCはとても重要な栄養素ですが人が体内で作ることはできません

食事などから撮る必要があります

シナール

用法:通常成人には1回1〜3錠または1〜3gを1日1〜3回経口投与します

寝る前の服用も推奨 

ビタミンCは眠っている間も吸収され、睡眠中は排泄が減ります

コラーゲン繊維の生成を助ける成長ホルモンも夜間に分泌されるので市販で購入時は就寝前や夕食後をその日最後の服用とすると効率的です

成長ホルモンは成長しない成人も出ます

(23時〜2時くらいが成長ホルモンが分泌されやすいのでこの辺の時間は可能なら睡眠時間になるようにしましょう)

処方で薬をもらう時は医師のの指示通り服用しましょう

医療用のシナールにはVCの働きを助けるパントテン酸(ビタミンB5)が含まれます

安全性の面ですが、VCは水に溶けやすい栄養素で、多すぎた分は腸に送られ良い働きをしてその後は尿となり排出されるため過剰症の不安が少ない安全な成分です

妊娠中、授乳中も補給のため処方されることもあります

副作用)腸の動きをよくする効果があるため、まれですが下痢や胃部不快感があります。

頻度は少ないです

トラネキサム酸も胃腸系の副作用が出ることもあり、この2剤の副作用は胃腸薬などの併用で対処できます

Lシステイン配合薬

システインは非必須(体内で作られる)アミノ酸でメチオニン(必須アミノ酸)とともにイオウ(ミネラル)を含み、皮膚や毛髪、爪、軟骨などの原料にもなります

イオウは皮脂を抑えニキビを改善する効果もあります 

ハイチオール(錠剤・散剤)

皮膚科関連の効果効能

湿疹・中毒疹・薬疹・蕁麻疹・尋常性痤瘡(ニキビ)・多形残出性紅斑

用法用量 通常成人には1回80mgを1日2〜3回経口投与する

システインは黒いメラニン色素の産生を抑え、排出しやすくする効果があります

ビタミン・ミネラル

私たち人間が摂取して皮膚を作るために利用される栄養素は多種あり、その中でも不足させないことにより、老化や皮膚のトラブルの減少が期待できる重要な栄養素がこちら

ビタミンB2

皮膚・粘膜の代謝を助け保護する、口内炎を予防する

脂質を代謝したり、糖質の利用を促進にも関わるので健康的に皮膚を若く保つのに不足させたくないビタミン

ビタミンB6

皮膚を作るタンパク質の合成時使われる アミノ酸からタンパク質が作られるときに水分子も一緒に作られ、B6の充足は保湿等の美容にも重要な役割

皮膚・粘膜の修復に関わる 皮膚の水分を保持する

脂質の酸化を予防する

鉄分

多くの酵素の活性に必要 

コラーゲンの産生に鉄・ビタミンC・タンパク質が必要 

亜鉛

細胞が新しく作られる酵素の構成成分の一部でコラーゲンやケラチンを作ったり、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を活発にする

皮膚・髪の健康にとって重要

活性酸素の働きを抑える

活性酸素分解酵素「グルタチオン・SOD・カタラーゼなど」:鉄分・亜鉛・タンパク質を原料として作られ、皮膚の酸化や老化の原因となる活性酸素を減少させる

まとめ

ビタミンC、ビタミンB各種、鉄、亜鉛等いずれかがでも不足しがちだと、しみ、くすみ、乾燥など肌のトラブルや老化につながりやすい

ビタミンCサプリだけ、や、コラーゲンばっかりだけなど単品で頑張って服用してもなかなかお肌の健康を保つのは難しい

せっかく綺麗になりたくてダイエットするときなども絶食や食事回数減らすのはやめ、糖質を抑えたバランスの良い食事の後、不足していると思われるサプリメントを摂りましょう

食事抜きでサプリメントのみでは吸収も落ちます 胃から小腸にかけて食事と一緒にゆっくり運ばれ、吸収される方が栄養素の利用効率は良いでしょう

老化防止になるような美容、美白対策は心身の健康につながります

美容に関する記事も今後多く取り上げていければと思います

最後まで読んでいただきありがとうございました。 サカモト

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